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カリフォルニア州マウンテンビュー在住のソフトウェアエンジニアがいろいろ書きます。

香港に行ってきたので写真貼ってく 第3話

 香港旅行レポート、第3回目です。

前回のあらすじ

 2日目はシェンジェン(深セン)に行くことに決めました。

国境の街まで

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 シェンジェンに行くには鉄道が便利です。国境の街、羅湖(ローウー)にまずは向かいます。
 MTR(香港の地下鉄)で尖沙咀(チムサアチョイ)から終着駅の羅湖(ローウー)まで移動しました。運賃は500円くらい。都会の中心から香港の田舎をすり抜けて、40分ほどかけて到着。

税関

 羅湖の街は観光しませんでした。MTR駅でそのまま越境審査を受けられ、建物から出ずにシェンジェンまで歩いてゆけます。
 そもそも街自体がないんじゃないだろうか。越境のためだけに作ったような駅でした。
 香港側は、山のなか。かなりの田舎だったのですが、中国本土側にうっすら高層ビルが見えていました。

 越境審査は人がいっぱいでした。香港永住者・中国本土人・台湾人・外国人と別れて空港同様の審査を受けるシステムです。どの列も長く伸び、外国人の僕は20分ほど待たされました。ちなみに65歳以上を特別に短時間で審査するカウンターもありました。
 

シェンジェン駅

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 シェンジェンはまじで中国でした。中国人の街です。
 白人はほとんどいません。香港ではよく見かけたのに。そして英語は通じません。駅のレストランで注文しようとしてもぜんぜんわかってくれなかったので、メニュー指さしで頼みました。
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 味は特筆すべきところがありませんでした。おいしくはないです。店内でトランプをしながら騒いでいる中年男性が数名いたのですが、きっと本土の三合会だと思います。中国は恐ろしいところです。

 勢いのままやってきたので宿がありません。行き先もなく途方に暮れていたのですが、運良くホテル予約サービスカウンターを見つけました。ホテルの予約をし、ついでに持っていた日本円を人民元に両替しました。
 受付のおねえさんに場所を聞いたところ「シャングリラホテルの向こう側」にあるそうです。シャングリラホテルは駅から100メートルほどの場所に見えてました。
 僕らは目指したシャングリラを目印にあたりを散策すること1時間、ホテルに到着しました。
 

チェックイン

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 新都酒店というところです。
 4つ星ホテルです。奮発しました。一泊5000円ほどです。四つ星にしてはかなり安い。香港だったら、1万円以上するグレードです。シェンジェンではあまり買い物をしなかったので物価の違いはわからないけれど、宿泊費が抑えられるのは確かです。
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 やっぱり4つ星は違いますねー。ロビーもある、プールもある、あとサウナもあるそうです。使わなかったけど。
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 部屋も豪華。ベッドがでかい。
 ただ、バスタブがなかったです。
 ナンデ? バスタブナンデ?
 トイレは広いくせにバスタブがなく、シャワーだけが備えつけてありました。ひどい。お風呂を楽しみにしてたのに。コンドーム用意するくらいならバスタブを置いとけよ。
 ちなみに、新都酒店のロビーはWi-Fiを提供していました。ぼくはラウンジで薬膳茶を飲みながらわくわくした気持ちでXperia Arcのブラウザを起動しました。
 開きませんでした。
 まずTwitterには繋がりません。グレートファイアウォールはシェンジェンでも健在かー、と思って他のウェブサイトを検索すると、あれ? やっぱり表示されません。Googleで検索したからブロックされたのかなーと思って百度(バイドゥ)を開こうとすると、それもやっぱりだめ。何度か試すと、なぜかGoogleの検索結果ページはまともに開けました。でもそこからリンクを進もうとしても開きません。
 単にWi-Fiの速度が遅すぎるだけという説が濃厚になってきました。
 あとなぜかGoogleマップは動きました。
 長時間ラウンジにいるのも時間の無駄かなと思い、まともにインターネットできないまま切り上げました。結局なにが原因だったのかはわかりません。
 

夜のシェンジェンを歩く

 宿泊地を確保できたので安心して出歩くことができます。荷物を部屋に置いてきたから肩も軽く、シェンジェンの中心部を満喫できました。
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 シェンジェンは、道が広いです。
 ビルが高いです。香港より人が少ないです。
 あと、こじきがいます。香港にも一応いるのですけど、こっちの人は手足がないことが多いです。
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 夕食は一茶一坐という台湾資本のチェーン店で食べました。店員さんは全員若い女の人で、中国語で話しかけてきました。早口でいろいろ言われてうろたえたのですが、僕は中国人ではないとなんとか答えられました。我不是中国人. (ウォプゥシィチョンクオレン)は今回の旅行で一番よく使った言葉です。8回ほど使いました。
 英語で話しても通じなかったのですが、メニュー指さしとあわせて大学1回生のときに習った漢語の記憶を呼び覚ましなんとか注文を済ませました。
 温かいお茶がおいしかったです。
 一茶一坐についてはこんな記事がありますね。http://bizpresso.net/special/article/1435.html
 
 (次回に続く!)