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カリフォルニア州マウンテンビュー在住のソフトウェアエンジニアがいろいろ書きます。

2014年振り返り

来年の生き方を考えるために、今年を振り返る。

月ごとのまとめ

1月

修士課程を修了できないという危機感がどんどん強くなっていた。

2月

修了できた。

3月

新生活の準備をしていたら終わった。引っ越し先を探したり、京都で行きそびれている場所を探して巡ったりしていた。

4月

入社と研修。ネットワークとかクライアントとサーバの関係とか、現在の実践的なWeb技術の基礎を学んだりしていた。

5月

研修続き。長崎に旅行した旅先で2万5000円の部屋に泊まったりした

エンボディチェアを買ったり、ドラム式洗濯乾燥機を買ったりして、QOLを高めた。

6月

まだ研修。

7月

研修の最終段階。WebアプリケーションをAmon2で作った。

それまではWebアプリケーション開発に対してRailsウェーイな姿勢で接していたが、研修を経た結果、言語やフレームワークではなくメンテナブルな設計を保つことが重要だと考えを入れ替えた。だがPerlはノイズが多すぎて嫌い。

新生活を始めてから買ったものをまとめたりした

8月

研修を終えた。crontabでのバッチ処理とか、MySQLのチューニングとか、枯れているけどしっかり作ると手間がかかる開発手法を身につけた。

YAPC::Asiaに参加して、エンジニアネットワークを体感した。

9月

職場でのキャッチアップ。Webアプリケーションを作るのが自分の責務になった。

情報科学若手の会に参加した。

サイエンスとエンジニアリングの境界面を確認し、自分の立ち位置と学ぶ方向を決めた。

10月

Railsについて、自分の経験を話した。Webアプリケーションを構成するコンポーネント群とどう付き合うか、考えをまとめた。

Railsでできることは、まだRailsに任せてよい。でも、分割できることは分割して、小さな領域にフォーカスしたほうがいい。余計な部分を消して、部品の目的に集中できるから。

あとFate/stay nightクリアした。

11月

ビジネスの観点からみたプロジェクト開発がわかってきた。プログラミングをしていると個々の小さな目的にフォーカスしてしまいがちだけど、それではビジネスにならない。プロジェクトの目的を忘れず、常に頭の中の20%くらいはプロジェクトの目的を考えておく、それくらいがいい。

あとDenkinovelの機能追加をした

月末に、さくらインターネット石狩データセンター見学に参加した

12月

忘年会の準備が大変だった。

魔法使いの夜、エンディングまでプレイした。後日譚だけまだやってない。

振り返ってみて

技術に関して

ミドルウェアからクライアントまで、Webアプリケーション開発はできるようになった。ひとまずなにかを作れる自信は持てた。いうなれば、防具が揃った状態だ(皮の鎧くらいだけど)。

ここから先は武器がほしい。

とりあえず、コンピュータサイエンスをある程度は身につけておきたい。年末に始めたアンダースタンディング・コンピュテーションを続けて、コンピュテーションをアンダースタンディングすることでその第一ステップとする。

それと、関数型プログラミングくらい「できる」と胸を張りたい。目前の課題として、業務で一番使える可能性の高いScalaをします……。

加えて、実務で直接使える知識として、OSやミドルウェアの動きなども説明できるようになりたい。だいぶ前に買ったなるほどUnixプロセスで順を追ってコードを実行することで基本を理解しておいて、ISUCONの過去問で実際のソフトウェアをどう動かすかの感覚を身につけるつもりでいる。

まとめると、来年は、専門分野を持つための発射台を作るフェーズにしたい。広い分野の知識を土台に固めておいて、いつでもキャッチアップできる体勢を整える。

文章に関して

アナテマ・フィジクスと、とある原作付きのノベルゲーム開発を再開したい。ゲームエンジンに何を採用するかは決めきれていないけれど、マルチデバイス対応を考えて、WebView上で動かすノベルスフィアのO2エンジンか、Adobe AIRVMとして使うAIRNovelのどちらかを採用するつもりでいる。

Denkinovel、12月にiOS版を出すつもりだったのに進んでない。Swift情報がいまいち出揃っていないことと、よりモチベーションが湧くもの(CSとかFateとか魔法使いの夜とか)を優先したのが原因。積んだゲームと本を崩し切るまで1か月くらいかかるけども、それからiOS向けアプリをきちんと作りたい。

来年の抱負

※(恥ずかしいので削除しました)