ゲームは疲れる、という話
ビデオゲームの話題。
インファマス セカンドサンというゲームを先週末に遊んだ。5時間くらい休みなくプレイした結果、以下の結論に至った。
ゲームは疲れる。
どうして疲れるかというと、この種のビデオゲームが、脳の機能を最大限に駆使する遊びだからだと思う。
そう、ゲーム脳だよみなさん!
ビデオゲームは脳機能を深く、連続的に酷使する。
インファマスのようなゲームのプレイヤーは、ゲームパッドを握っているあいだ中「これから何をすべきか」を考え続ける。もうちょっと詳しく書くと「自分の目的は何か」「現在の自分が取り得る選択肢は何か」「選択肢のコストとベネフィットは」「それらの思考は妥当か」といった問題設定を行い、解決方法を思いついては評価を行い、制限時間内にそれらからベストのものを選択する。これを高速に繰り返す。
ゲームはインプットとアウトプットの間隔がきわめて短い。操作を間違えたマリオは瞬時に死ぬ。そしてちょうどいいタイミングで跳べば、一列に並んだクリボーは全滅させられる。プレイヤーは1分間に何度も学習を行い、上達する。
優先順位決定と、リスク込みの試行、そしてフィードバック。ジャンルを問わず、ゲームをしている人間の頭のなかは大体こんなのだと思う。
ゲームを遊び慣れている人間は、行動が産む利益の効率に敏感になる。こうげきで倒せる敵にギラを唱える必要はないのだ。最大限の価値を産む用途にお金を使うし、自分の行動も利益体系にもとづいて決める。
ゲーム脳とはそういうものだ。
勝利のために、最善を尽くす。ゲームを遊ぶとコスト感覚や最善を尽くす習慣を身につけられるので、子供の教育にいい。
統計を取ったら、東大生は非東大生よりもゲームをよく遊ぶ傾向とか出ると思う。(だからといってビデオゲームと東大合格に直接の因果関係があることは示せないが)
結論
ゲームは教育にいいけど疲れるから何時間も続けてやるのつらいよね。