アメイジング・スパイダーマン2を観た
たまこラブストーリーを見るつもりだったけど新宿ピカデリーで満席だったからアメイジング・スパイダーマン2を見た。3D。
まとめると
- 非リア感がない
- でも3Dのアクションシーンすごくかっこいいよ。
非リア感のなさ
サム・ライミ版スパイダーマンとアメイジング・スパイダーマン1作目の敵はどちらもだいたい科学者とか不運な事故でヴィラン化したとかのパターンが多くて「ありえたかもしれないピーター・パーカー」の面がある。
ニューヨークの街を守るスパイダーマンも、一歩間違えればヴィランになっていた。映画スパイダーマンはだいたいそういう話だ。
アメイジング・スパイダーマン2ではその点、主人公のピーター・パーカーがかなりリア充な描写(卒業式で公衆の面前でキスとかないやろ……それを見てる人たちも反感を抱いた様子なかったのでいじめっ子設定がもう無用になった印象ある)がなされている。
なのでヴィランを前にして「こいつは俺と同じなんじゃないか」と考えてなさそうだし、孤独系ヒーローとしてこれはちょっとまずいと思う。
ちょっと充実しすぎじゃないですかね……サム・ライミ版のピーターは大学でもぼっちキャラだったのに……。
ストーリー
- ヒーローの責任で悩む
- 恋人とどうするか悩む
- 父の秘密で悩む
の三軸で進んでいくのだけど、「いろいろ大変だなー」という感想しか抱けない。
やはりピーター・パーカー役のアンドリュー・ガーフィールドがイケメンかつリア充めいた雰囲気を纏っていることが原因ではないかと思う。
あと父親の秘密とグリーンゴブリンとの決着はついてないので次回作で伏線回収するみたい。
今回一応決着がついたのはグウェン・ステーシーとのことだけ。でも次回作ではまたうじうじ過去を振り返ってる気がする。MJと仲良くなってくると「またグウェン・ステーシーのようなことが起こるかも」と悩んだりしそう。
アベンジャーズにスパイディー出てくると嬉しいですね。
アクションシーン
すごくよかった。
ブリットタイムの演出と3Dの相性が抜群で、立体的に走る雷撃の間をくぐり抜ける視点なんかもう「あーこれは歴史を進めたなー」と思わざるをえなかった。
高層ビル群のなかを飛び回るのがいつものスパイダーマンの楽しさなのだけど今回は加えて雷撃と瞬間移動が加わってもうすごいことになってた。
観るなら3Dで観よう。