夏コミC84サークル参加の準備
ブースで使うアイテム
- 布
- お釣り用小銭
- スチレンボード(ピタパネ、貼るパネ)
まず、机に敷く布を用意する。机を素のまま晒すのはみすぼらしい。配布する作品にあわせて色や生地を工夫してもいいが、黒い布なら汎用的に使える。僕は、以前ユザワヤで買ったいちばん安い黒の生地を使っている。黒は高級感を引き立てる。汚れも目立たない。
お釣り用小銭は去年の冬コミに使ったままのものを使う。100円と500円が山のように貯まっている。
スチレンボードにはひとめでわかる広告を貼る。ゲーム中の画像をGimpで編集して、セリフをつけてコンビニでA4用紙に印刷する。
売値を表示するためにカード立てを使ってもいい。だが僕は今回スチレンボードに売値も書き込む予定なので、必要ない。
販売するもの
2枚収納可能トールケースに本編と音楽ディスクを入れる。今回は20個を持っていく。アナテマ・フィジクスは去年完成したゲームだ。宣伝にも力を入れていない。それほど売れないと思う。
トールケースは以外とかさばる。スーツケースに入れていくなら40枚までが目安だ。50を超えるなら搬送してもらったほうがいい。同人ゲームは基本的に会場まで自分で持ち込む。
ゲームは前日まで開発を続けられる。締め切りが遅いのはありがたいが、持ち込みが苦痛なのは否定できない。オフセット本なら印刷所から直接会場に搬入するのが一般的だから、そのあたり感覚がかなり違うと思う。ぎりぎりまで開発ができるとはいっても、ディスクに手焼きするのはかなり手間がかかる。
正直なところ、物理パッケージは同人ゲームとしてベストな売り方ではないと思う。ディスクに焼いてケースに入れて売る方式は伝統を踏襲しているに過ぎない。ダウンロード用パスワードを販売する形式のほうが時間と精神リソースを無駄にしない。
とはいっても、物理パッケージがゲームの価値を高めていることも事実だ。特にコミケのような場では、購入という行為は販売物そのものよりも「コミケという伝説的なお祭りの場で、自分の好きなものを手に入れる」という体験を求めてのものだ。手に取れる物理パッケージだからこそコレクション欲が刺激されるのである。だから、もし仮にコミケでパッケージなしデータのみ販売をしたとしても、買う人はほぼゼロだろうし購入する人の楽しみは減るだろう。結局、万能の答えはない。自分のプロダクトとそのときの状況にあわせて、最適化問題に向き合うしかないのだ。
暑さ対策
- 凍らせた飲み物
- タオル
- ウェットティッシュ
- 制汗剤
凍らせたペットボトル入り飲料と凍っていない飲料、二種類を持って行くといいらしい。500mlのペットボトルx4つがオススメ。コーヒー・お茶は利尿作用があるから避けること。
冷たすぎる水は胃に負担をかける。飲み物を口にするときは5℃〜15℃が適している。なので、凍らせたほうを飲むときは、口に含んだまま少し待って、冷たさを口腔温度を下げることに使ってから飲み込むといい。
食べ物
- カロリーメイト
- ソイジョイ
- ゼリー
- 栄養ドリンク
飲み物にあわせて、口に入れやすいものを選ぶ。ちなみに炭酸飲料は気づかないうちに振られていて、フタを開けた瞬間に吹き出す悲劇が後を絶たないのでやめたほうがいい。ナイスロックは会場を出てからやろう。
結局のところ、カロリーメイトはチョコレート味が最強なのだと思う。チーズもポテトも、王道たるチョコレート味には勝てない。世の中にはフルーツ味を好む私設武装組織所属の元少年兵がいるらしいが、彼の味覚嗜好はひどいものだ。万年売り残るコッペパンを愛好することからもわかるとおり、一般的な人間からはかけ離れている。
チョコレート味はシンプルだ。無駄な塩味がない。人間が最後に追い求めるのは、やはりこういった単純な強さを持ったアイテムだろう。
ところでカロリーメイトとソイジョイはともに大塚製薬の商品だ。どちらもお手軽な食事を目的とした製品で、コンビニでも同じ棚に並ぶことが多い。同じドメインに属するものの宿命で、かなりカニバっていると思うのだけど、どちらも駆逐されずに定番メニューの座にいる。彼らは立ち位置が違うのだ。食物繊維をアピールした健康志向のソイジョイと、ベテランの風格を纏うカロリーメイト。同じインスタント食品でありながら、顧客の層をずらしている。だから人気商品でいられるのだ。
カロリーメイトを食べると喉が渇くしはっきり言うとおいしくないので僕はソイジョイを持っていくつもりだ。