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カリフォルニア州マウンテンビュー在住のソフトウェアエンジニアがいろいろ書きます。

Railsを一から学び直したい人のためのCode School紹介

 こんにちはかとりょーです。最近Code Schoolでプログラミング勉強しています。初心者にぴったり、というか使わないと損だと思えるくらいのよいサービスなのでぜひ使いましょう。

Code School概要

Courses - Code School  Code Schoolは、

  • 講義形式の動画
  • ブラウザ上での疑似エディタ、疑似ターミナルでのコーディング

 の両輪でプログラミングを勉強するサービスです。  似たサービスとして、

 があります。

 これらに対するCode Schoolの特徴として、

  • 動画とコーディング実践、両方あわせての講座であること
  • RailsでのWebアプリケーション作成に特化していること

 が挙げられます。

Code School詳細

 もうちょっと詳しく説明します。

動画と実践コーディング

 ライバルのドットインストールは動画のみ。Codeacademyは実践コーディングのみです。Code Schoolは、

  1. 講義の動画を見る
  2. ブラウザ上の疑似エディタ、疑似ターミナルで実際にコードを書く

 以上を、1コース5〜6レベル行います。

 この方式がけっこう良いんです。ずっと疑似エディタでコードを書いてるとしんどいし、動画だけだといざ自分で書こうというときに、やりかたを覚えていなくて動画を見直すことになる。その点、Code Schoolは指に記憶が残るし、講座のスライドはダウンロードできるのですぐに取り出して見直せる。

 講座の質そのものも非常に高いです。特にユーモア。Codeacademyがキレイで真面目で未成年にもおすすめクリーン路線を走っているのに対し、Code Schoolはゾンビです。 Code School - Rails Testing for Zombies-1  そしてロックマ……いや、よく似た別のなにかです。 Code School - Ruby Bits  ほんとに講義ビデオがこうなってるんですよ!

 コースごとのテーマにあわせて、ゾンビのためのTwitterを作ったり、ビデオゲームのアーカイブを作ったりしながらプログラミングを楽しく勉強できるわけです。

 悪ふざけの性質がうまいことアメリカのプログラマの趣味を物語ってますね。これぞアメリカンギーク! な感じです。

Railsに特化している

 Code Schoolの特徴として、Rails3を使ったWebアプリケーション開発を主眼に置いていることがあります。プログラミング教育の先行者たるCodeacademyはJavaScriptから始め、Python, Unixと初心者にプログラミングをやさしく教えようとしているのですが、Code Schoolはガンガン進みます。いきなり実践モードです。Rails使いたくないー、という人にはきついかも。Node.jsのコースもあるんですが、まだ少ないです。これから増えそう。

 Rails特化型なので、ドットインストールほど講座の数は多くありません。

 「どのコースから始めればいいんだー!」

 ということにならないです。少なくともいまのところ。

 などが学べます。

 ちなみにRails3.0から3.2に対応しています。非推奨の書き方になったものに対しては、動画中で注意文があったりします。

My Account - Code School

 これが僕の現在の状況です。いちばん初心者向けらしいTry Rubyから始めたのですが、自分のコーディング技術に抜けている点がいっぱいあったことに気づかされました。フィクスチャ、モックなど、わかっていそうでわかっていなかったことを復習できます。Capybara, FactoryGirlの使い方など、拡張ライブラリの使い方も動画内(こことかここで説明されるので、これらを勉強したい人にもちょうどよいです。

おすすめの使い方

 Code Schoolは有料サービスです。月間25$。けっこう高いです。気軽に払えるお金ではありません。

 なので、無料コースから始めてみましょう。Try RubyRails for Zombies Reduxは無料で、これを修了すると5$割引クーポンもらえます。試しにやってみて、悪くなさそうだなーと思ってから始めてみても遅くはないです。

 一つコースを修了するたびに、5$の割引クーポンと、加えて多種のボーナスをもらえます。たとえば、Rails使いならたいてい見ているRailscastsのPro1ヶ月無料クーポンなど。

 注意点ですが、Code Schoolは英語にしか対応していません。たぶん未来においても日本語版は提供されないでしょう。

 プログラミングを勉強するなら、どっちにしても英語は避けて通れないんですが、やっぱり、なにを喋ってるかわからないと勉強にはならないのが困ったところ。大学1年生くらいの英語力だと、なんとかなる……かな……?

 あと、ブラウザによっては動作がおかしくなるので、気になったら別のブラウザに乗り換えましょう。Rails for ZombiesはSafariで、Ruby BitsはChromeを使うとよいです。

 できるだけ早く全コース修了して、毎月の月謝を払わなくて済むようになりたいです。