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カリフォルニア州マウンテンビュー在住のソフトウェアエンジニアがいろいろ書きます。

ゲームは疲れる、という話

ビデオゲームの話題。

インファマス セカンドサンというゲームを先週末に遊んだ。5時間くらい休みなくプレイした結果、以下の結論に至った。

ゲームは疲れる。

どうして疲れるかというと、この種のビデオゲームが、脳の機能を最大限に駆使する遊びだからだと思う。

そう、ゲーム脳だよみなさん!

ビデオゲームは脳機能を深く、連続的に酷使する。

インファマスのようなゲームのプレイヤーは、ゲームパッドを握っているあいだ中「これから何をすべきか」を考え続ける。もうちょっと詳しく書くと「自分の目的は何か」「現在の自分が取り得る選択肢は何か」「選択肢のコストとベネフィットは」「それらの思考は妥当か」といった問題設定を行い、解決方法を思いついては評価を行い、制限時間内にそれらからベストのものを選択する。これを高速に繰り返す。

ゲームはインプットとアウトプットの間隔がきわめて短い。操作を間違えたマリオは瞬時に死ぬ。そしてちょうどいいタイミングで跳べば、一列に並んだクリボーは全滅させられる。プレイヤーは1分間に何度も学習を行い、上達する。

優先順位決定と、リスク込みの試行、そしてフィードバック。ジャンルを問わず、ゲームをしている人間の頭のなかは大体こんなのだと思う。

ゲームを遊び慣れている人間は、行動が産む利益の効率に敏感になる。こうげきで倒せる敵にギラを唱える必要はないのだ。最大限の価値を産む用途にお金を使うし、自分の行動も利益体系にもとづいて決める。

ゲーム脳とはそういうものだ。

勝利のために、最善を尽くす。ゲームを遊ぶとコスト感覚や最善を尽くす習慣を身につけられるので、子供の教育にいい。

統計を取ったら、東大生は非東大生よりもゲームをよく遊ぶ傾向とか出ると思う。(だからといってビデオゲームと東大合格に直接の因果関係があることは示せないが)

結論

ゲームは教育にいいけど疲れるから何時間も続けてやるのつらいよね。