from __future__ import katryo

カリフォルニア州マウンテンビュー在住のソフトウェアエンジニアがいろいろ書きます。

ケロブラスターをクリアした

ケロブラスターというゲームを遊んだ。二週目のエンディングまでを見た。

このゲームは面白い。キャラクターの動きが楽しいし、マップ・敵の配置などが絶妙だ。ストレスがない、というのではない。ストレスを感じつつも、それが快感になりプレイを続けてしまう。そしてスーパーファミコン並みのグラフィックのくせに、詩情を感じさせる演出。よい。

500円というiOSアプリにしては強気の値段設定で、ケロブラスターはかなり売れているらしい。

ケロブラスターの面白さは http://togetter.com/li/666337 とか http://nikaidorenji.blogspot.jp/2014/05/blog-post.html あたりに書いてあるのでそろそろ書くのをやめる。同じコンテンツを残してもしかたない。

京都が舞台でちょっとうれしい

ゲームをプレイしていて驚いたことがある。主人公が所属するキャット&フロッグ社、どうも京都によく似た場所にあるらしい。それはラスボス直前のシーンではっきりわかる。

Kero Blaster

うん、京都タワーだ。

ステージを振り返ってみると、駅のホームには都都と駅名が記されていた。

Kero Blaster

インタビューによれば、京都府が支援するインキュベーション施設で天谷氏は川中氏と出会った……とある。ケロブラスター作者の天谷氏は京都の人みたいなので、もう疑いなく京都がモデルだ。

僕も京都出身なのでちょっとうれしい。

どこに面白さを感じたか

僕がケロブラスターをプレイしていてなにがいちばん楽しかったかというと、武器の強化だ。このゲーム、武器を一段階強くすると、途端に難易度が激変する。さっきまでじりじりと攻撃され、ハートはすり減り、死ぬかと思っていた場所が、新兵器を手にしただけで楽勝エリアになる。この快感を味わうためにプレイしていたといっていい。

この、お金を貯めて(武器の強化にはお金が必要)武器を強くするシステムは、現実世界で高めの製品を買う行為に転換できると思う。キーボードを購入して、ディスプレイを追加して、ワークチェアを買い換えて……と、身の回りのものをどんどん強化してゆく感覚。働いて貯めたお金で自分(の持ち物)を強くしてゆくのは、ゲームでの武器をグレードアップするのと似ている。

そういった、自分を強化したい欲を満たすことがゲームをプレイする目的のひとつなのだと思う。

ケロブラスター、Windows版は http://www.playism.jp/games/kero_blaster/ で、iOS版は https://itunes.apple.com/jp/app/keroburasuta/id867598817?mt=8 で買えます。