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カリフォルニア州マウンテンビュー在住のソフトウェアエンジニアがいろいろ書きます。

HHKB Pro2を買ったこと。ケチについて

就職をきっかけに、HHKB Pro2墨を購入した。使い心地の良さで有名なPFUのキーボードだ。

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当然ながら、打鍵感は素晴らしい。しかし今回述べたいことはキーボードの打ち味ではない。

実は、Amazonで買ったあとで気づいたのだが、HHKBPro2にはType-Sという静音機能が向上した製品もあるのだ。それを知ったとき、Type-sを買えばよかった。と、後悔の念を抱いた。でも今はもう悔しく思わなくなった。

というのも、価格に8000円の差があるからだ。8000円は、まあ、それなりに、高い金額だ。勢いでの支払いをためらわせるに足る数字だと思う。だからType-Sは買わなかった。

ケチなのは大切なことだと思う。

ケチの心を忘れると、ついつい最高ランクの製品を買ってしまう。でも、それらも一年経てば型落ちとなる。常に最高でいるためには、何度でも買い直さなければならない。

なので僕は、洗濯乾燥機を選ぶときに最高のものは買わなかった。一眼レフも手に入れたがエントリーモデルだ。センサーサイズはAPS-Cで十分だと思う。すくなくとも今は。

1000円〜30000円くらいで、かつては製品の存在すら知らなかったけど、使ってみると手放せなくなるようなアイテムを揃えてゆきたい。技術書をディスプレイと見比べながら読めるブックスタンドとか、USB急速充電器とか、鼻毛カッターとかが好例だ。

エンボディチェアはしかたなかった。もっと安ければよかったのだがあいにくこれ以外の椅子が自分にあわなかった。もはやこれは不可抗力だ。しゃあない。

ということで、今後もちょっとでも日々の暮らしを安く済ませるように工夫していきたい。

HHKBの使い方

ついでなので現在のHHKBの使い方をここに書く。

まず僕はHHKBを自宅で使い、職場にも持ち込んで打鍵している。持ち運び用に、購入時にHHKBが入っていた箱をそのまま使っている。サイズがぴったりだし、十分に頑丈でUSBケーブルを入れる余裕まである。とてもよい。

HHKBには十字キーがないので、KeyRemap4MacBookのviモードを利用して十字キーの代わりにしている。viモードは、Controlキーを押しながらだとhjklで縦と横に移動できるという機能だ。Vimキーバインドを利用しながらも常に左手小指をControlキーに当て続けるというEmacsめいた用法となる。憎しみあう二つの陣営が、共通の敵と戦うために一時的に手を取り合うかのような趣きを感じる。viモードを使うことで、常にホームポジションを保てるので快適にマシンを扱える。

不満はある。MacBookとの接続ケーブルはMini USBとかいう時代に取り残された規格で、しかも妙に長い。いまどきbluetoothくらいつけてくれないかなーと切に思う。

職場にもちょっとずつHHKB陣営が増えてきて嬉しい限りである。